はじめに

前回の記事では、JR東日本の「どこかにビューーン!」というサービスを利用して角館に行くことになった経緯を書きました。
今回は角館で泊まった旅館「和のゐ 角館」について、旅行の思い出を記録する意味も込めて、書いていきたいと思います。

「和のゐ 角館」について

和のゐ 角館はJR東日本グループが2020年3月に開業したホテルで、歴史ある蔵を貸し切って宿泊できるという珍しい体験を提供しています。
武家屋敷で有名な角館の街に点在する蔵を改装しており、以下の3つの蔵に宿泊することができます。
今回は「西宮家 武士蔵」に泊まることにしました。

  1. 西宮家 武士蔵
    • 1919年(大正8年)建設。木造2階建てで定員は6名。
    • 角館の田町武家屋敷通りにある西宮家の武士蔵で、武士の文化や暮らしを感じることができます。さらに、実際に触れることができる武士の道具も展示され、時代を超えた体験が楽しめます。
  2. 西宮家 ガッコ蔵
    • 1919年(大正8年)建設。木造2階建てで定員は4名。
    • 蔵の歴史を尊重し、漬物に関連する道具やモチーフを取り入れた空間で楽しめます。浴槽も漬物樽をモチーフにし、春には桜を鑑賞しながら入浴できます。
  3. 反物蔵
    • 江戸時代末期建設。木造2階建てで定員は6名。
    • 武家屋敷通りのすぐ近くに位置し、元々反物屋だった歴史を活かしたユニークな空間で、反物や道具がインテリアとして展示されています。

チェックイン

角館駅に到着したら、駅に隣接する「ホテル フォルクローロ角館」でチェックインをします。
この日はあいにくの雨でしたが、宿泊する「西宮家 武士蔵」まで車で送迎していただけたのでとても助かりました。

いざ、武士蔵へ

外装

外装は「蔵そのもの」といった感じで、タイムスリップしてきたような感覚になりました。

内装

歴史ある蔵ではありますが、蔵の趣を残しつつきれいにリノベーションもされており、全体的にとても清潔感がありました。
またエアコンや床暖房が備わっており、一年中快適に過ごせそうでした。

囲炉裏・ミニカフェ

蔵に入ると趣のある囲炉裏がお出迎えをしてくれます。その隣には武士の鎧が飾られており、「武士蔵に来たんだな」という実感が湧いてきました。
囲炉裏の横にはミニカフェがあり、お茶やコーヒーを楽しめます。

畳の間

囲炉裏・ミニカフェを抜けると通路の両脇に畳の間があります。
片方の間には火鉢や古書が置いてあり、ここでも歴史を感じられる空間となっていました。

トイレ・洗面台・お風呂

トイレ・洗面台は2つあります。
お風呂には保温性・保水性の高い十和田石が使われているとのことでした。

2階

2階へ上がるとソファとテーブルが置いてあり、その奥にはベッドがあります。
ベッドはシモンズ社製のマットレスにエアウィーブが敷かれているとのことで、寝心地は最高でした。
また、枕元には蔵に保存されていた「書」と日本刀が飾れていました。

朝食

朝食付きプランを選ぶと、チェックインの際に指定した時間に部屋まで持ってきてくれます。
昔ながらの囲炉裏を眺めながら、秋田産のお米・お味噌が使われた美味しい食事をゆっくりと楽しむことができました。

さいごに

今回は「どこかにビューーン!」を使ったことでたまたま角館に行くことになりました。
前回の記事でお伝えした通り新幹線代をかなり抑えられたので、「歴史ある蔵に泊まる」という貴重な体験をすることができました。

一泊二日の旅行ではありましたが角館の町は観光スポットが徒歩圏内にまとまっているため、十分堪能できました。
角館は桜の名所でもあるということなので、春に訪れてみるのも良いかもしれません。

今回の記事は以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回は角館で訪れた場所や食事についてご紹介したいと思います。